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みなさん、いかがお過ごしでしょうか?
決戦は金曜日を聴きつつ、やはりこの曲を聴いてしまったので、今回はこの大好きな曲について徒然に書こうと思います。
曲のジャンルは、ずばりヒップホップです!
Tha Blue Herb ♪智慧の輪 の歌詞がヤバ深い!
突然ですが(いつも突然でスミマセン)、皆さんはBlue Herb(ブルーハーブ)というヒップホップグループをご存じでしょうか?
ブルーハーブとは、北海道の札幌を本拠地として活動するヒップホップグループです。
MCのBOSS THE MCとトラックメイカ―のO.N.O (オー・エヌ・オー)で1997年に札幌で結成されました。
今回お届けするのは、♪智慧の輪という曲です。
説明するより、聴いてもらった方が早いので、you tubeのofficial動画からどうぞ!
衝撃をヒップホップのこの曲で受けられましたか!私もそうです。
衝撃を受けたのは、このTha Blue Herb ♪智慧の輪の歌詞です。
まずこの智慧の輪が生と死にまつわる、輪廻転生などをテーマの一つとしているのがお分かり頂けると思います。
智慧とは、どういうものでしょうか?
智慧とは、空など仏教の真理に即して,正しく物事を認識し判断する能力。これによって執着や愛憎などの煩悩ぼんのうを消滅させることができる。六波羅蜜の一つ。引用:http://www.weblio.jp/content/%E6%99%BA%E6%85%A7
私的に気になる歌詞というか、心の琴線に響く言葉は多々ありますが、やはりこのサビ(?)でしょう!
「無重力 浮かぶゼロ 足しても変わらず 掛けてもゼロ」
そして、
「何も欲しがらない自分を欲しがるのではなく 欲しいものがない境地に自由はある」
「死者と赤ん坊がすれ違う 死者は言う『どうか良い人生を』赤ん坊が答える 『どうかいい来世を』つながる 何かの縁の仕業 何かとは何か ぼんやりと明らか」
私は何度もこの曲を聴いて、日本のヒップホップ・ラップが独自の発展を経て、テーマとして「生と死」や仏教的な輪廻転生までを盛り込み、それが音楽的なエンターテイメント性を失わずに成立している事にしみじみと感慨に耽っています。(ついにここまで来たか!)
フックで再三繰り返されるこのverse「無重力 浮かぶゼロ 足しても変わらず 掛けてもゼロ」ですが図形的には、
何かしらの数を足すと、それは図形的にはリニアであり、例えばx-y軸でx=2に3を足すとx=5とx軸上に延長され、直線という1次元のままです。
また例えばx-y平面上でx=2にy=3を掛けると、2×3=6の二次元上の面積となります。
これにさらにz軸を設けて、z=何某を掛けると立方体(または直方体)となり、三次元の話となります。
この世は、たて、よこ、高さに時間軸をプラスして、4次元世界と言えるかもしれません。
ゼロという概念は、確かインドからもたらされたと記憶にありますが、一次元ではゼロを足してもそのまま(2+0=2)
ですが、二次元では、2×0=0となってしまいます。
更に例えば、簡単にy=xの直線を考えて、二次元上ではx→∞の時、y→∞ですが、これを地球という3次元上(4次元?)で考えると、x→∞の時、x=0の原点に戻ります。(地球上で考えると、無限大に発散したつもりが元に戻る筈です)
つまり空間の次元を一つ上げると、無限大に行ってたものが、実は元に戻る事がある事を示唆していると私は考えています。
でないと「この世」は誤謬だらけです。
ビッグバン宇宙論では、この世界は一点から始まり光速を越えて膨張したと言われていますが、ではその一点の膨大なエネルギーはどこからきたのでしょうか?
物理で習ったエネルギー保存則を、原初の宇宙に適用すると、矛盾が付きまといます。
「惑星をさまよい どこまで行っても 走っても 音にまたがり飛ばしても 果てはリセット 自然と0が司令塔」
宇宙の果ては、リセットされてゼロに戻り繰り返す、そんな風に私には読みとれます。
かなり話がそれましたね!
などなど、こんな事をこのTha Blue Herb ♪智慧の輪を聴いていると考えてしまいます。
脚韻や頭韻など言葉遊びという諧謔性を元に、全体性の中でメッセージ性を内包するラップという音楽形態ならではですね!
素晴らしいラップの最高峰の稜線を行くのが、このTha Blue Herbなのです。
you tubeには、彼らの素晴らしい曲がありますので、是非チェックして見て下さい。
「♫とにかく明日はまだある ありがたい」