スポンサーリンク
トランプ氏が、アメリカの第45代大統領に実質的に就任する事が本日決まりました。
事前予測では、クリントン候補の優勢が言われていましたが、トランプ大統領の誕生となりました。
拙ブログでは、『アメリカ大統領選挙予想と最新支持率と投票日の結果は日本時間でいつ?』の記事で、11月5日の時点でトランプ氏の勝利を予想として挙げていました。
私的には、トランプ勝利の予想が当たり満足と同時に、その結果には正直驚いています。
やはり、アメリカというのは、ある意味すごい国だと...。
今日の日本のマスコミも、株価がどうだとか、為替がどうだとか、騒いでますね!!
そこで今回は、トランプ氏勝利によって誕生するトランプ大統領により、日本への影響、株価や為替の影響等について私見ではありますが、いろいろ考えてみました。
トランプ大統領で株価や為替への影響は?
トランプ大統領で株価や為替への影響は?
本日の日経平均終値は、16,251円.54銭と前日比で約920円も下げました。
今日のニュースを見ているとトランプ大統領によって、保護主義的な政策が強まり、景気の先行きを悲観して売りが先行して値を下げたという言い方をしていました。
が、どうでしょう?
個人的には、長期的にはアメリカの景気はプラスとみています。
トランプ大統領が、反TPPを推進して、中間層が奪われた仕事をアメリカに取り戻す事が出来れば、3億もいるトップ先進国の中間層が消費を始めると、日本の車も売れるでしょうし、日本の電気機器も売れると予想しています。
また、FRBの利上げも来月12月にはなされるのではという予想も出てきています。
アメリカの非農業部門の雇用統計も悪くなく、10月の失業率は4.9%となっており
10月アメリカ雇用統計
非農業部門雇用者数
前月比 +16.1万人
予想比で雇用者数は少し悪。理由は悪いが失業率は良で、広義失業率も低下。賃金は良。前月比+10セントは非常に強い。失業率低下を伴う賃金上昇は重い。全体的にも中立より少し良く、年内利上げが許容される結果と言える。 pic.twitter.com/RfWKyTa7zB— アダム・スミス2世 (@AdamSmith2sei) 2016年11月4日
これによって、12月の利上げが現実味を帯びてきました。
12月の利上げが行われれば、ドル買いの円売りにつながり、円安へと向かい、そうすれば日経平均はそれを好感して上昇する流れへ。
『FRB、12月利上げの可能性を新たに示唆』(ウォールストリートジャーナルweb site)
⇒ http://jp.wsj.com/articles/SB10200540860194693704004582412580132332776 (ウォールストリートジャーナルweb siteへ)
また12月はアメリカはクリスマス商戦で、企業の売上が上がる月。ダウの上昇により、日経平均も連動して上昇になると思っています。
であるのに、トランプ大統領誕生で、幸いにも日経平均は約920円も下げています♡
いつが買い時なのでしょうね???(笑)
トランプ大統領で日本への影響は?日本独立への良い追い風に!
今回のトランプ氏の勝利は、選挙人の数では結果的にトランプ氏278人に対して、ヒラリー・クリントン氏は218人と大きな差が出ていますが、得票数ではトランプ氏5821万7045票に対して、ヒラリー・クリントン氏5775万9336票とその差約45万票と、その差はトランプ氏の得票数の1%にも満たないものでした。
これはつまり、勝者総取り方式が効いてきているのだと予想しています。
得票数が僅差であっても、1票でも多く取った候補者がその州に割り当てられている選挙人の数を全部取れるという勝者総取り方式の為に、ドラスティックな結果が生まれる。州を一つの国とみなすアメリカという国ならではの凄さも同時に感じています。
また、トランプ氏は選挙戦の最中に、日本の防衛に対してアメリカはそれ相応の費用負担を強いる旨の発言をしていました。
本日の実質的なトランプ大統領誕生によって、トランプ氏がその発言を忠実に再現するならば、日本はアメリカから日本にある米軍基地の費用負担を更に増額して要求される可能性が高くなったと言えます。
現在でも、駐留している米軍基地の費用はかなり負担していますが、もっと増額されても日本はおそらく支払うでしょう、日米安保を保持する為に。
もしトランプ大統領の要求する負担額の低減の交渉に日本が臨めば、その費用分の米軍基地は縮小という流れにならないとも限りません。
そうなれば、日本はアメリカの核の傘下にあるとはいえ、国防が手薄になるので、かの国が尖閣諸島に付け入って来る可能性もあり、日本は国防に於いて喫緊の危機が迫ってくるでしょう。
そうなれば、日本がアメリカの助けを期待しての国防ではなく、真に独立した国として国防を考えざるを得ない状況になると思います。
アメリカはかつての威厳が低下している中で、アメリカ頼りの国防は非常に危険です。
将来的にアジア軽視に軸足を移転しないとも限りません。
日本が、日本として「アメリカから独立して」国防を進めるのは、長期的には日本の為になると私は考えています。
その為には、憲法改正という流れには当然なるでしょう。
という意味では、安倍首相の標榜する「戦後レジームからの脱却」というスローガンにも合致します。
そういう流れになれば、安倍首相にも追い風でしょう。
なので、今回のトランプ氏の勝利は、真の「日本独立」にとっては良い追い風だと考えています。
さてさて、明日以降もこのニュース関連が賑わせると思いますが、トランプ氏の動向や言動を注視していきたいと思います!!
[ source]
・アメリカ大統領選挙|NHK NEWS WEB
⇒ http://www3.nhk.or.jp/news/special/2016-presidential-election/